長安寺(金剛山)
注目スコア
9
宗派
長安寺(ちょうあんじ)は、大分県豊後高田市にある天台宗の寺院。山号は金剛山。
六郷満山の中山本寺で、養老2年(718年)に仁聞菩薩によって聞基されたと伝えられる古刹である。
六郷満山を統括していた西叡山高山寺が平安時代に衰退したのに伴い、鎌倉時代に入ると六郷満山の100以上の寺院を統括する地位を占めた。安貞2年(1228年)の『六郷山諸勤行並諸堂役諸祭等目録』(『太宰管内志』所収)目録では、長安寺を指して「惣山」と記されている。
六郷満山の中山は修行のための寺院であるが、長安寺は、鐘楼門跡から延びる参道の両側に坊と田畑が並んでおり、寺と坊とが一体となった六郷満山の中山寺院の原型をよくとどめている。
所蔵している木造太郎天及二童子立像は、明治に入って神仏分離が行われるまでは、この寺の背後にある六所権現社の主神として祀られていたもので、国の重要文化財に指定されている。木造太郎天は榧の一木造りの立像で、胎内に銘があり、大治5年(1130年)に作られたこと、本地仏が不動明王であることなどが分かる。
国東六郷満山霊場第八番。
六郷満山の中山本寺で、養老2年(718年)に仁聞菩薩によって聞基されたと伝えられる古刹である。
六郷満山を統括していた西叡山高山寺が平安時代に衰退したのに伴い、鎌倉時代に入ると六郷満山の100以上の寺院を統括する地位を占めた。安貞2年(1228年)の『六郷山諸勤行並諸堂役諸祭等目録』(『太宰管内志』所収)目録では、長安寺を指して「惣山」と記されている。
六郷満山の中山は修行のための寺院であるが、長安寺は、鐘楼門跡から延びる参道の両側に坊と田畑が並んでおり、寺と坊とが一体となった六郷満山の中山寺院の原型をよくとどめている。
所蔵している木造太郎天及二童子立像は、明治に入って神仏分離が行われるまでは、この寺の背後にある六所権現社の主神として祀られていたもので、国の重要文化財に指定されている。木造太郎天は榧の一木造りの立像で、胎内に銘があり、大治5年(1130年)に作られたこと、本地仏が不動明王であることなどが分かる。
国東六郷満山霊場第八番。
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長安寺 御朱印画像
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