安楽院は兵庫県伊丹市千僧3-22の真言宗御室派寺院。
713年（和銅6年）聖武天皇の勅願により創建されたと伝えられる。
行基菩薩が昆陽池を築造され、大池の成就にちなみ寺名を「願成就寺」と号し、千余人の僧侶による大法要が行われた。この付近の地名である千僧の由来はそのときの出来事からといわれている。
1579年（天正7年）織田信長が有岡城主荒木村重を攻略した兵乱により焼失、16ヶ院あったと坊舎のうち安楽院だけが現存する。