祇園寺は東京都調布市佐須町の天台宗寺院。虎柏山日光院と号する。通称・佐須薬師。
天平年間（729-749）に創建したと伝えられる。
境内には、野川近くから移された伝えられる薬師堂があり、平安後期の本尊・薬師如来像、菩薩像を始め、室町期の仏像などが安置されている。江戸期享保（1716から36）の建築と推定されている。また、閻魔堂は江戸後期の建物。
明治40年中西悟玄（中西悟堂の父）が住職となり、自由民権運動家の慰霊祭を当寺で挙行（明治41）した。境内に板垣退助が植えた「自由の松」がある。
関東九十一薬師霊場10番、関東百八地蔵霊場101番、調布七福神の福禄寿です。