阿豆佐味天神社（あずさみてんじんじゃ）は東京都立川市砂川町の神社。
砂川開拓の鎮守として、式内社阿豆佐味天神社を勧請して寛永6年（1629年）に創建、明治43年村内の日枝神社を合祀した。
境内社には養蚕の神、蚕影神社（こかげじんじゃ）がある。この土地は昔、養蚕業が大変盛んでした。しかし、大事な生活を妨害する者が現れます。それはネズミ。人々は大変困りました。その時ネズミから生活を守るために思いついた事が、ネズミの天敵である「猫」をそばに置く事でした。この事がきっかけとなり、この神社には猫の銅像があります。その猫は「ただいま猫」と呼ばれています。なぜ「ただいま猫」なのでしょう？

そう呼ばれるようになったのはここ数年の事です。きっかけはピアニストで有名な山下洋輔さん。彼はある日、大事に育ていていた愛猫が行方不明になったそうです。毎日毎日探し回りましたが、なかなか見つけられませんでした。「もう帰ってこないかもしれない・・・」そう思いながら、それでも懸命に探し続けるうちに、自宅からは何キロも離れているこの神社まで探し歩いていました。何かの縁だと感じたのでしょう、この猫の神がいる神社へ「無事に早く帰ってきますように」と願掛けをし帰宅しました。すると驚く事に、まさに翌日、ずっと姿を見せなかった愛猫が帰ってきたのです！