神田明神（かんだみょうじん）は、東京都千代田区外神田二丁目にある神社。正式名称は「神田神社」。神田・日本橋(日本橋川以北)・秋葉原・大手町・丸の内・旧神田市場・築地魚市場など108か町会の総氏神である。
旧社格は府社（明治3年（1870年）まで准勅祭社）。現在は神社本庁の別表神社となっている。
また旧准勅祭社の東京十社の一社である。神田祭をおこなう神社として知られる。
天平2年(730年)に武蔵国豊島郡芝崎村(現在の東京都千代田区大手町 将門塚周辺)に大己貴命(おおなむちのみこと・大黒様)を祀る為にその子孫の出雲氏族である真神田臣（まかんだおみ）によって創建されたと伝えられる。
一之宮に縁結びの神様である大己貴命(おおなむちのみこと／大黒様)、別名 大国主命(おおくにぬしのみこと)、二之宮に商売繁昌の神様である少彦名命（すくなひこのみこと／恵比寿様)、三之宮には除災厄除の神様である平将門命(たいらのまさかどのみこと／まさかど様)の3柱が、東京都千代田区大手町将門塚(東京都指定文化財)には将門公の御首が祀られている。
徳川家康公も戦勝祈願を行ない、見事勝利を収めた日はちょうど神田祭の日だった。江戸の総鎮守と言われ、幕府や庶民から広く崇敬を集めた。
国の登録有形文化財に本殿、幣殿、拝殿、神饌所、瑞垣、宝庫、西門、東門が登録されている。
摂末社には祖霊社、籠祖神社、金刀比羅神社、日本橋魚河岸水神社、江戸神社、大伝馬町八雲神社、小舟町八雲神社、末廣稲荷神社、三宿稲荷神社、浦安稲荷神社がある。
神紋は流れ三つ巴(ともえ)、なめくじ巴などといわれている。