久伊豆神社（ひさいずじんじゃ）は、埼玉県越谷市越ヶ谷にある神社である。越谷の総鎮守とされている。旧社格は郷社。
創建年代等不詳ながら、武蔵七党野与党（のよとう）・私市党（きさいとう）が関わり平安時代末期に創建されたと推測される。
本殿の裏手には第二次世界大戦中、パラオ共和国コロール島に建立され日本人入植者などの信仰を集めた「南洋神社」をしのぶ「旧官幣大社南洋神社鎮座跡地遥拝殿」が建立されている。 久伊豆神社の本宗である伊勢神宮の南洋における分社であったことと、土屋義彦埼玉県知事（1992年 - 2003年在任）が遺骨収集団団長としてパラオを訪問していて交流が深かったことから建立が決まった。また、久伊豆神社先代宮司の小林茂は、サイパン島の八幡神社を彩帆八幡神社として再建している。
宮内庁越谷鴨場と共に市の「環境保全地域」に指定されている。
当社のほか、越谷市内に7社の「久伊豆神社」が鎮座している。「ひさいず」は「くいず」とも読めることから「クイズ神社」と呼ばれることもあり、クイズ番組の会場として選ばれたこともある。近年ではクイズ番組の優勝祈願に訪れる人も増えている。
境内社に八坂社、五前社、稲荷社、諏訪社、御嶽社、三峯社、天満宮、弁財天社、祖霊社、埼玉稲荷社などがある。