氷川神社（ひかわじんじゃ）は、埼玉県川越市宮下町にある神社。太田道灌以来、川越の総鎮守とされ歴代川越藩主の篤い崇敬を受けた。
関東三大まつりで国の重要無形民俗文化財である川越祭り（川越氷川祭）は元々氷川神社の例大祭である。敷地内に、結婚式場である氷川会館がある。埼玉県内では唯一の神社隣接の専門結婚式場として知られる。また、結婚式のなかで行われる誓いの儀式「結い紐の儀」は川越氷川神社独自の儀式として商標登録されている。
埼玉県さいたま市大宮区の氷川神社と区別するため、川越氷川神社と称されることもある。
なお、川越市内に氷川神社は当社を含めて14社ある。
素戔嗚尊、奇稲田姫命、大己貴命、脚摩乳命、手摩乳命の五柱を祀る。この五柱のうち二組は夫婦神であることから、縁結びの神様として古くから信仰される。境内の小石を持ち帰り、大切にしていると良縁に恵まれるという言い伝えが残る。そのことから身を清めた巫女さんが小石を拾い集め、麻の網に包み、それを毎朝神職さんがお祓いしてくれたものを、毎日限定20個として、朝8時から無料配布されている。
夏になると色鮮やかな888個もの江戸風鈴がつり下げられた縁結び風鈴回廊や、天の川に見立てた映像を御神水に投影し、せせらぎの音と共に織姫・彦星の気分を味わえる御神水映像投影、LEDライトによって作り出される幻想的な竹毬風鈴オブジェを楽しむことができる。
また、本殿左手にある絵馬トンネルは潜り抜けると願いが叶うという。