雀ノ森氷川神社は埼玉県川越市新宿町1丁目22-2の神社。
狭穂彦王とも言われる太郎俊仁公を祀り創祀したと言われ、その後日本武尊を、次いで須佐之男命・大己貴命・日本武尊・末ノ太郎公・御后を併せ祀り、金毘羅三社大権現と号していたという。
延喜12年（912）には、空海の刻んだ金毘羅尊像を天慶二年源経基公から当社へ寄附され、天皇の勅願により東国の金神の総社とされたと伝えられている。
戦国時代に荒廃し、稲荷の里へ移されていたものの、永正年中再び旧地に戻り、新宿の鎮守として祀られた。