源空寺は愛知県岡崎市東能見町12の浄土宗寺院。
一条天皇（９８７〜１０１１年）の寛弘元年（９７１）念佛通の大先達「往生要集」を著した恵心僧都（えしんそうず）が、天照大神の霊告を蒙りここに庵を結び草創される。伊勢大神宮御霊宝石を祀り鎮守となし、堂宇を建立、開基した。
高倉天皇（１１６９〜１１８０年）の承安５年（１１７５）宗祖圓光大師（法然上人）４３才の時遠州桜ケ池へ御来際、当山へ御寄宿在して宗法弘通の後、御帰路の節大師自ら御等身の尊像を刻み、これを以って生身の吾れと思えとて遺し給う。
この縁を以って当山は専修念佛三河念佛根元の道場霊地にして宗祖圓光大師（法然上人）の御奮跡なった。
恵心僧都の御奮跡として、松を植え、碑を建て、「源空寺の太神松」として人々に親しまれ、戦火により焼失した後は、「恵心植え」という石碑が残る。