小手神社は福島県福島市飯野町青木小手神森の神社。
創建年代不詳。古くから小手郷一円の総鎮守として小手神森・堂平に創祀され、武と産業の神として崇敬されていた。
寛文年中（1661～1672年）、参勤交代の任を終えて帰国の途上だった伊達政宗公一行が白河の辺りに差し掛かった時、突然乗馬が暴れだし、政宗公を落馬させてしまった。これが小手神大明神の神威のためと考え、金子・具足を奉納。また、社を低地に移すことを勧奨したと言われている。「白河の下馬落とし」と伝えられている。
明治六年に旧青木村の村社となり、社号も「小手神社」と改められた。
昭和二十七年、勧請の地である堂平にお社を建てて再度遷座し、現在に至る。