八幡秋田神社は秋田県秋田市千秋公園1-8の神社。久保田城跡・現千秋公園内に鎮座している。
茨城の太田城に創建した佐竹家の氏神を久保田城内三の丸八幡山に遷座し、江戸時代は佐竹家の氏神だった。これを明治32年本丸へ遷し、明治40年には初代藩主・佐竹義宣公、九代藩主義和公、十二代藩主義堯公を祀る秋田神社を合併、八幡秋田神社と改称し、内町(武士の町)の総鎮守となった。本殿は天保三年(1832)建立で秋田県有形文化財、拝殿は明治三十二年以降の建築であったが、2005年(平成17年)１月9日早朝、賽銭を盗もうと八幡秋田神社に侵入した泥棒が、賽銭箱に鍵が掛かっていたのに腹を立て社殿に放火。拝殿は全焼して崩れ落ち、本殿も右半分が僅かに形を残すのみとなった。