安国寺(医王山 安國寺)
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2
宗派
安国寺(あんこくじ)は、栃木県下野市にある真言宗智山派の寺院。山号は医王山。本尊は薬師如来。
古代寺院・下野薬師寺の跡地に立ち、同寺の後継寺院としてその法灯を現在に伝えている。
下野薬師寺は平安時代の衰退したのち、鎌倉時代に中興された。室町時代には幕府からの庇護を求め、足利尊氏・直義が全国に安国寺利生塔を建てるという意向を容れ、暦応2年(1339年)に「安国寺」と改名した。しかしながら戦国時代に戦火で焼失する。その後近世初頭に入り、旧伽藍内に再建されたのが当寺とされる。
かつて存在した薬師寺不動院の流れをひくといわれる寺院で、佐竹氏からは寺領10石を寄進されている。当寺は龍興寺(薬師寺地蔵院の流れをひく)とともに、天和元年(1681年)から享保4年(1719年)にかけて薬師寺の正統を争う訴訟を起こした。議論の末、天保9年(1838年)に「安国寺は戒壇、龍興寺は鑑真墓所を守護する」という合意に達し現在に至っている。
古代寺院・下野薬師寺の跡地に立ち、同寺の後継寺院としてその法灯を現在に伝えている。
下野薬師寺は平安時代の衰退したのち、鎌倉時代に中興された。室町時代には幕府からの庇護を求め、足利尊氏・直義が全国に安国寺利生塔を建てるという意向を容れ、暦応2年(1339年)に「安国寺」と改名した。しかしながら戦国時代に戦火で焼失する。その後近世初頭に入り、旧伽藍内に再建されたのが当寺とされる。
かつて存在した薬師寺不動院の流れをひくといわれる寺院で、佐竹氏からは寺領10石を寄進されている。当寺は龍興寺(薬師寺地蔵院の流れをひく)とともに、天和元年(1681年)から享保4年(1719年)にかけて薬師寺の正統を争う訴訟を起こした。議論の末、天保9年(1838年)に「安国寺は戒壇、龍興寺は鑑真墓所を守護する」という合意に達し現在に至っている。
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