寶登山神社、宝登山神社（ほどさんじんじゃ）は、埼玉県秩父郡長瀞町の宝登山山麓にある神社。旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社。
秩父神社・三峯神社とともに秩父三社の一社。宝登山山頂には奥宮が鎮座する。
日本武尊が東征の折、遥拝しようと山頂へと向かっていたところ、道中で山火事に遭った。進退窮まったところで、どこからともなく犬が現れて燃え盛る火に飛び込んで消し止めてくれたという。犬は山頂へと導くかのように尊を誘い、無事山頂へとたどり着き遥拝が叶った。尊が助け導いてくれた犬に感謝すると、犬は現れた時と同じように影のように消えてしまったという。ここから「火止山」と呼ばれ、転じて宝登山となった。
宝の山に登るという縁起の良さから、年間100万もの人が訪れる。
また火災盗難よけや諸難よけの守護神としても知られる。
2011年五月には世界的に「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン　フランス語版改訂第2版」で一つ星に選定された。