上町八坂神社は茨城県龍ケ崎市上町4279の神社。
祭神は建速須佐之男命。
文治年間（1185～1190）、征夷大将軍・源頼朝から地頭として常陸南部を領した下河辺政義が、鎌倉時代以前は台地より下は沼地だった龍ケ崎の開拓にあたり、高井（貝原塚町）の農民を移した。その際、農民の心の拠り所だった貝原塚八坂神社の分社を、開拓地根町に建立したのが始まりだという。天正5年（1577）、龍ケ崎城主・土岐胤倫は八坂神社を根町の神仏同居の所から分離して八ケ町の町割りの中央である現在の上町に移した。
境内にあるケヤキは、現在地に遷宮した際に植樹された霊木といわれている。