澁川神社は愛知県尾張旭市印場元町北島3977番の神社。尾張国山田郡総社。
景行天皇の御代に現在地の南の蘇父河（そぶかわ後に澁川）の地に創祀されたという。
天武（白鳳）5年（西暦676年）天武天皇即位に伴う大嘗祭で、この地域に新穂を収穫する悠紀斎田が定められたのを機に、現在地に遷座し、同時に大年神（おおとしがみ）など、七神が七神が合祀された。
延喜年間（西暦９２９年）には式内社に撰進され「山田郡の総鎮守」として、朝廷からの幣帛も授かり、約四百五十年前武将織田信長が本殿を改修、貞享五年（西暦１６８８年）には、尾張藩主徳川光友により、本殿が改築された。
平成十四年社殿を焼失し、平成二十年に本殿と祭文殿と拝殿が一直線に並ぶ尾張造りの社殿が、再建され、現在に至る。