亀戸天神社（かめいどてんじんしゃ）は、東京都江東区亀戸にある神社（天満宮）である。菅原道真を祀り、学問の神として親しまれている。特に1・2月の受験シーズンの土曜・日曜には、道真の加護を求めて絵馬を奉納する受験生で境内が溢れる。通称は亀戸天神、亀戸天満宮または東宰府天満宮。東京十社のひとつ。
かつて九州太宰府天満宮に対する東の宰府として東宰府天満宮・亀戸宰府天満宮と称されており、昭和6年に東京府社となって亀戸神社と号し、昭和11年には現在の亀戸天神社となった。
菅原道真の末裔だった九州の太宰府天満宮の神官、菅原大鳥居信祐が天神信仰を広めるため、社殿建立の志を持って諸国をめぐり、江戸の本所亀戸村に辿り着いた際、元からあった天神の小祠に飛梅で彫った天神像を奉祀したのが当社の始まりとされている。
梅まつり・藤まつり・菊まつりは有名で、特に藤まつりは東京一の藤の名所として、多くの人が訪れる。
東都七福神の一つである。
境内社として御嶽神社、弁天社、花園社があるほか、1662年（寛文2年）に太宰府天満宮の神木である飛梅の実生を勧請した紅梅殿、道真とゆかりの深い神牛殿がある。